流し撮りと試し撮り Canon 5DMarkⅡと40D [カメラ]
伊丹空港の滑走路の横には平行に「伊丹スカイパーク」というのがあり、飛行機の離着陸を眺めるには飽きない場所がある。HPでみると今年の夜はライトアップもされてかなり綺麗な様ですが、今日は、昼間に流し撮りの練習をしてみました。
今年完成したばかりなので植栽もかなり綺麗で、遊具もあることからちびっ子を連れた家族連れが沢山いらっしゃいました。これは5DMarkⅡで撮影。
40Dもピントばっちりになっていました。恐るべしAFアジャストメント。前より格段にピントの精度が上がっているように思います。
そして、流し撮りの練習をしばし。しかし、練習するには朝に限りますね。昼過ぎは、あまり飛行機が飛ばないので、一機一機の間がかなりあきます。
5DMarkⅡで流し撮りをするも、まず70mmまでしかレンズが無いので飛行機がかなり小さい。流し撮りをするには、シャッタースピードを1/60以下に抑えて比較的スローシャッター気味にして、被写体の動くものが真ん中に常に来るようにカメラを振ります。5DMarkⅡ用のレンズは手振れ補正がないため、1/60で撮影です。
一方、40Dは70-300mmのズームレンズがあるので、これを使います。手振れ補正もモード1、モード2といって立横方向の手振れ補正をするモード1と縦方向だけ手振れ補正をするモード2がありますが、流し撮りの際は、モード2を使います。
手振れ補正があるので、こちらはシャッタースピードも1/50秒で。70mmのレンズより、被写体の飛行機が大きく写りこみます。
本来は、もう少しシャッタースピードを遅くして、もう少し背景をぼかしたいのですが。もしくは、被写体と背景が近いとかなりボケるのですが。いつかツーリングの最中でも走っている車を流し撮りで撮りたいというところから練習してみたのですが、飛行機では練習にならないのでしょうかね?
背景だけの流れ具合だと、下の写真くらい流れてくれると良いのですが、飛行機だと被写体までの距離が遠いため、かなりシャッタースピードを落として1/20より遅くして流すことになりそうです。これは、なかなか難しく、今日は全滅しました。
背景だけの練習のため、被写体は何も写っていません(爆)。
結論として、スポーツモードは5DMarkⅡより40Dの方が使いやすいです。
AFアジャストメントから戻ってきました。 Canon40D 5DMarkⅡ [カメラ]
昨日、AFアジャスメントのためにCanonに出していたカメラ2台が予定より早く戻ってきました。
AFアジャストメントは、ピントが甘い場合に出す方法で、ピントの精度をあげてもらうために行います。そして、レンズか本体のどれか一つでも保証期間内なら無料で行ってくれます。AFアジャスメントは、調整の方法が、①レンズだけで行う②ボディだけで行う③レンズとボディの両方で行うの3種類があり、複数台のカメラを持ち込むと複数台でレンズが使い回せるようにも調整してくれます。私の出した2台は用途が違うので別にそれはしなかったのですが、バックアップ機として考えるとしておいた方が無難だったかもしれません。
AFアジャスメントの結果は、40Dは「カメラのピント精度を調整後、レンズと共にピント精度点検いたしました。最善となるように、ピント精度を調整いたしました。」、5DMark2は「ピント精度を検査した所ところ製品企画内でしたが、最善となるようカメラ本体と確認しながらできる限り調整させていただきました。」となっており、5Dは合っているのに出さなくてもいいじゃん!って言われているようです。40Dはピントが甘かったですが、完璧ですということなんでしょう。これで、カメラのピント精度のせいにはもうできないですね。
同時に、両カメラ・レンズ共に各部点検と掃除をしていただきました。70-300mmレンズの後玉(カメラ本体に付ける方のガラス面)に掃除しても取れないものがあったので傷かと思っていましたが、Canonで掃除すると汚れらしく無くなって戻ってきました。市販のクリーニングセットでは汚れが取りきらないものもあるんですかね。
夕方に受け取り、生駒山の山頂まで走りました。天候は曇りでなんとなく湿度が高く、オープンにしても風も温かいくらいでした。これは、雨が降る前?って思っていましたが、山頂についてがっかりです。空気がくすんで夜景が見えないし....。一応、何枚か撮るも写真も肉眼も神戸方面はおろか梅田界隈も見えません(涙)。折角、ピントばっちりで戻ってきたのに...。
このまま帰るのもなー!って見えなかった神戸まで走ることに。なぜかパトカー多いし、警官も多い、救急車や消防車と出くわすのがこんなに多いとは。年の瀬になってきたからでしょうか?
神戸に着いても天候は改善されるばかりか、なんだかたまに雨が落ちてきます。
空も雲が多く、湿度が高いから白っぽくなります(涙)。
モザイクの周辺はクリスマスムードが漂っていました。
いろんなクリスマスイルミネーションのあった中で一番気に入ったのがこれ!ただの街路樹なんですが、帽子をかぶせて、顔だけでなく足もついたサンタさんです。
写真って機械だけでなく、天候の影響が大きいなぁってつくづく思った一日でした。プロの人で風景写真家の人は何時間も同じ場所で、これは!って思った一瞬を待ち続けて、何百枚も撮るらしいので、私ももっと撮らなくてはですね。
デジタル一眼レフの整理 なんとなく全体編 Part2 [カメラ]
先週、「デジタル一眼レフの整理 なんとなく全体編」で、私が思っている写真撮影のポイントとしてあげた5つのポイントのうち、第一段階:ピンボケしない、第二段階:適切な光量で明るすぎたり暗すぎないものにする、第三段階:どこまでピントを合わせてどこからをぼかすか、までを書きましたが、今日は、第四段階以降のものを整理していきたいと思っています。
その前に、第三段階で書いた「どこまでピントを合わせてどこからをぼかすか」の補足でを少々。デジイチの機種によっては、以下の写真に示したように絞り込みボタンというものがあります。絞りを決めてシャッターボタンを半押ししてピントを合わせた後、この絞り込みボタンを押すとファインダー覗いた時に明るい所と暗くなった所ができます。この明るくなった所がピントの合ったところで、暗くなったところがボケるところです。
写真で撮りたいものを決めると第一段階から第三段階まで順番に操作していくのです。私の場合は、構図を決めた後、大体の明るさでISO感度を決めます。次に、絞りかシャッタースピードのどちらを優先的に決めるのかを決定します。何かを目立たせたい場合や、遠くまで綺麗に撮りたい場合、絞りを先に決めます。動いているものを流れているように撮りたい場合は、シャッタースピード優先です。動いているものを流れているように撮るとは、車など動いているものを流し撮りといって車はある程度止まっているように写すもののタイヤは回っている様にと景色は流れているようにする場合、水の流れ、動いている車のテールランプやヘッドライトの軌跡を残したい場合、動物などが走っている時に胴体は鮮明に足は動きを出したい時など、はャッタースピードを遅めに固定します。車の流し撮りや動物はシャッタースピード60分の1くらいから80分の1秒くらいでしょうか?テールランプの軌跡などは3秒以上に設定しています。
ここまで設定するともう一度、ISO感度を調整して最終的なISO感度を決定しています。
ここで露出という言葉を一度整理しておくと、露出とは、絞りとシャッタースピードの組み合わせで表現できるレンズを通る光の総量をさします。前回整理したように、絞りは値が小さいほど開放、大きいほどレンズの中で一度に光が入らないように光の通る量を制限するために光の通る通路を狭くします。その通路の半径をRとすると面積はR×R×円周率ですね。ここに何秒間光を通すかなのでトータルの光の量はR×R×円周率×シャッターの開いている時間です。これが少なすぎると写真は全体的に暗くなり、多すぎると真っ白になります。適度なものを適正露出。暗くなるとアンダー、真っ白はオーバーといいます。
プログラムモード、シャッタースピード優先モード、絞り優先モードでは、適正露出が表現できる組み合わせを出してきます。マニュアルモードでは、この組み合わせを自分で行うため、適正露出を設定しにくいことが上げられます。マニュアルモードで撮ったほうが良いものは、暗いものと明るいものが撮ろうと思っている中に混在している場合です。なぜなら、適正露出をカメラが判断しにくいからです。どの部分で露出を測定するのかは、以前書いた「デジイチの整理~測光方法と露出補正・接写」を参照していただくとわかるかもしれません。個人的には、暗くなっているものは暗く、明るいものは明るく写せば良いと思うのですが、混在しているとどこを基準にするかが不明確になるのです。
例えば花火です。一つの打ち上げ花火を綺麗に撮れたとしてもスターマインや最後のほうで連発で上がるものは真っ白になったりします。これは露出オーバーになるからで、花火の前半と後半では徐々に絞りの値を大きくしていき適正露出に落ち着くようにします。私が取った花火の写真は、ISO100で固定、オートフォーカスは切ってマニュアルフォーカスにします。そして前半は絞りを9-11、シャッタースピードは1秒から2秒の組み合わせ、後半の連発には、絞り値13-16でシャッタースピードは1秒から2秒の組み合わせにしています。これを上がる花火の度に変えています。
もう一つ難しいのは夜の撮影でしょう。暗いところと明るい所がかなり混在しています。できれば、明るい所に合わせて露出を決めて暗いところは暗く写す方が夜らしくて良い様な気がしています。ここで便利な機能がAEロックです。露出はカメラが測ることで自動的に設定されるのだが、多くのカメラはファインダーの中央部で測光しているため、カメラの向きを変えれば露出も変わります。そこで、AEロックを使えば露出の設定を変えることなく、フレーミングを自由に変えることができるようになる。AEロックの使用方法はカメラによっても違うが、Canonの場合はAEロックボタンというのがカメラの背面にあります。これを明るいものと暗いものが混在していると明るい所に向けて押します。この時に部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光を設定してあげていれば明るい所を中心にした適正露出で露出をロックでき、次に撮りたい構図に向けてシャッターを半押しして全押しするとAEロックで決めた露出で撮影されます。 この値を覚えておき、マニュアル操作で少し明るくしたり暗くしたりする何枚か撮れば思ったものが撮れると思います。このマニュアル操作では少し露出の動きが激しいなと思うときに露出補正を使います。要は、適正露出を決めた後の微調整です。少し明るめにするには+少し暗めにするには-です。別の効用で-にすると色的には少し赤みが強くなり+にすると青みが強くなります。
と長々と前回の補足を書いた後ですが、第四段階の思った色で撮ると第五段階の構図を考えるに入っていきます。
第四段階:思った色で撮る
カメラで撮影をすると人間の目って本当に良くできているなと思います。太陽光の下、暗いところ、蛍光灯の下どこで見てもあまり変な色に見えませんよね。でもカメラはそれ程賢くはないということです。太陽の光の下での写真が一番見た目と同じように写りますが、それ以外は結構苦手なのです。そこで、白を白く写すための設定をホワイトバランスといいます。光は温度が高いと青くなります。逆に低くなると赤くなります。これは色温度といいます。太陽光は色温度で言うと真ん中くらいで実は日陰やくもりの方が高くなります。蝋燭などは低くなります。一旦、オートで撮ってみてどうも色が違うなって時にこのホワイトバランスを調整してみてください。ホワイトバランスは、マークで表現されているものと色温度で設定するものとあります。色温度はマークで表現しにくい微調整ができるということです。
まあ、このホワイトバランスは、RAWファイルで撮れるカメラならパソコンのフォトレタッチソフトで調整できるためあまり気にしなくて良いのですが、きちんと撮れると修正する時間が不要なので、極力設定する習慣をつけることをお勧めします。
写真での事例を見たほうがわかり易いと思うのでもっと知りたい人は、下のページを参照ください。
また、晴れた日に、どうやっても色が薄く白っぽくなるなとか空が青くならないとかはカメラではどうにもならないのです。葉などは表面に産毛みたいなのがあったり水分があったりしているので反射しています。空気中も水分が反射して目で見るより空が白く写ったりします。これは、その反射を抑える偏向レンズというフィルター(別名:PLフィルター)を別途購入してレンズにつけます。これは良いですよ。あるのと無いのでは全然違います。
第五段階:構図を考える
個人的には、これが一番難しいと思っています。要は、個人のセンスにかなり依存しているからです。私もこれには悩まされます。どうもぱっとしないなと思うのはここです。
カメラを持ち始めた最初の頃は、随分アップでいろんなものを撮ったものです。花火も写真の構図一杯に花火を写したりしていました。これはこれで良いのですが、綺麗な花火というだけでどこで見た花火かとか周辺情報があまりありません。旅行に行った時に人のアップばかりでは、どこで撮ってもさほど変わりませんよね。かといって景色と小さな全身写真が写っていても通行人を撮っているのか撮りたい人を撮っているのかわかりません。
そこで、最近思っているのは、1枚で説明しなくて良い写真を撮るために構図を決めるということです。また、アルバムを作る際に、何枚かを同じページに入れるために何をどう撮るのか?写真って、いろんな目的はあると思いますが、私の場合、こんな所にいってこんなことをしたりこんなものを食べたりを思い出せるものを撮ればいいんじゃないかな?と思っています。
残念ながら、私の小さいときの写真は、記念写真というパターンでいつも同じ姿勢、家族の並びもほぼ一緒で、背景が少ししか写っていないため、どれをみても同じだし、そんなに思い出すことも少ないのです。
車も運転も楽しいですが、車好きが講じて集まり友達の輪が増えたり一緒に遊ぶのは車を購入した金額以上に価値があるように思えるし、写真も撮るのも楽しいですが、撮った写真をどう使うかによって価値は高まるのだと思います。
テクニック的には三分法とかいろいろとポイントがあるようですが、今回は、構図はなんのためにあるのかの概念でとめておくことにします。本音は少し書くのに疲れたこともありますが。
デジタル一眼レフの整理 なんとなく全体編 [カメラ]
カメラとの付き合いは長くなる。興味を持っては無くなり昨年のCanon40D購入で、一気にデジイチの世界に浸ったという感じです。元々、カメラや写真はまったく興味なかったです。高校生の頃に、現在はプロカメラマンである友人と出会い、カメラや写真の素晴らしさは良く聞かされていました。その頃は、まだデジタルのカメラはありませんでしたので、フィルムです。これを暗室で、3種類くらいでしょうか?液につけて写真が完成していくのを見せてもらっていました。現在は、デジタルなので写ったファイルを見て、暗すぎるとか明るすぎるとかから始まるかもしれませんが、この頃は、①撮影をきちんとする②フィルムを現像する③フィルムから紙に写すといった時にミスをしていく可能性があるので、当時は、えらい辛気臭い作業が続き、これは私には無理!って思ったものです。しかしそれなのにCanonの一眼レフEOSは買っていたようです。その証拠に、今でも部屋にあります。まだ、この頃はオートでの撮影のみで、きっとフィルム3本位撮ってお蔵入りしたようです。
次にカメラを購入したのはCanonのIXY(フィルム)です。これは、結構使ったと思います。ベーシックなフィルムは、まずフィルムの端を引っ張ってカメラの内部に固定することから始まるのですが、これは、フィルムをスポって入れると自動的に巻き上げてくれてセッティングが完了する上、小さいのが嬉しかったのを思い出します。
ここから、時間が経ち、デジタルカメラを購入したのは、パソコンを使い始めてからで、写真を撮りたいというよりパソコンの周辺機器の一部みたいな導入でした。初めてのデジカメはリコーのもので、確か100万画素程度で、液晶を点けて撮影すると20分も電池が持たないといったものでした。それでも、フィルムを現像に出さなくて良い便利さは、素晴らしいと思ったものです。
ここからのコンパクトデジカメは、Canonのパワーショット、SONYのサイバーショットと購入していきましたが、携帯やパソコンの進化と同じで、今考えると良くこの程度の完成度で販売していたなと思うようなものです。一番は、メモリーカードが、8Mとか64Mとかまでしか使えないので、枚数が撮れません。フィルムの枚数を基準にすると同程度なので販売側としては、問題意識は無かったのかもしれません。
現に、昨年までは、64Mまでしか使えないsonyのサーバーショットとオリンパスのμを使っており、なんら不自由を感じていませんでした。sonyのサイバーショットはこの中でもproシリーズでカールツワイスのレンズを使っており、500万画素。今でも大きく伸ばさないなら問題は無いので、安く大きくなったメモリースティックを購入しに行ったところ、この機種には、128Mの旧タイプのメモリースティックしか使えません。そして2Gが5000円位で販売されているのに、旧タイプは、生産を殆どしていないので128Mだと1万円程度しますとのこと。流石に、これには寂しい思いをした上に、これに追加しながら使うのはどうかなということでデジタル一眼レフにのCanon 40Dに行ったわけです。
サイバーショットを使っていた時に、レンズ交換以外は、殆ど一眼レフと同じ設定ができるためかなり操作は学びました。今でも綺麗に撮れるので、たまに使います。この時期のデジカメは、かなり修正が入って撮れるので、実物以上に綺麗に撮れます。今でいうとフォトレタッチソフトで修正した色の様な修正がそもそも入っていたようです。
前置きが長かったですが、こんなに手を出しては離れ続けた私でも、これは続けていきたいし、いけるようになったのは、ひとえにカメラの進化だと思います。
そこで、以前友人から教えてもらっていたことや自分が本を読んだり試したことで、写真を撮るにはどうしたら良いのか何を気にしたほうがいいのかを忘れないうちに整理しておこうと思います。これは、私自身も忘れるだろうし、周りでもデジカメを本格的に始めようと思っている人やデジイチを購入したものの勉強中の人に役立てばということからです。しかし、あくまで我流ですので、間違っているかもしれませんし、勘違いもあるかもしれませんが、そこはご勘弁ということで。
まず、私の考える写真撮影とは、第一段階は、ピンボケしない、第二段階は適切な光量で明るすぎたり暗すぎないものにする、第三段階でどこまでピントを合わせてどこからをぼかすか、第四段階で思った色で撮る、第五段階で構図を考えるです。そこで、それぞれを順番に書いていきたいと思っています。
第一段階は:ピンボケしない
これは当たり前といえば当たり前ですがピンボケした写真では折角撮ったのに後で見て残念な気分になります。ピンボケには3種類あると思います。一つ目はピントが合っていないのに撮影した。2つ目は、手振れした。最後に、被写体ボケです。一つ目は、AF(オートフォーカス)を使っているとあまり起こらない現象なので省略するとして、2つ目は良く起こります。原因はシャッタースピードが遅いため、撮影時に手が動くかシャッターを押す力でカメラが動いてしまうことがあげられます。手振れ補正をしてくれるレンズやボディもありますが、これに頼り過ぎないようにした方が良いと思います。なぜかっていうと手振れ補正をONのしたのとOFFにしたのでは、逆に手振れが無ければOFFの時の方がピントがシビアな気がします。そうするとカメラの構え方と脇の締め方壁にもたれるなどなるべく動かない姿勢で撮ることが重要です。そしてカメラの持ち方として片手で横を持ちこの手でシャッターを押します。反対の手は横と下を支えます。これで横方向と縦方向の動きに対してカバーできると共に、脇を締めて肘までの体に固定すると人の体で三脚に固定したみたいになり安定します。
次に、シャッタースピードを上げると多少ぶれても何とかなります。拡大したりしてみると、シャッタースピードが1/125より速いと手振れは殆ど無いです。慣れてきても1/60以下になるとどうかなって感じなので、これ以下のシャッタースピードなら三脚を立てるか手振れ補正を効かした方がいいと思います。
この項目で最後にいえることは、絞りの値を大きくして絞るということです。絞りは、後述しますが、小さい値にすると開放といわれ被写界深度が浅くなります。簡単に言うと、ピントの合う奥行きが浅くなるのです。そこで少し絞ってあげるとピントが合う範囲が深くなるのでピントは合っているように見えます。
次に、被写体ボケです。これは、前述したピントがたとえ合っていた瞬間があっても、シャッターを押すまでに被写体までの距離が変わるときに起こります。最初良く起こるのは、シャッターを半押ししてピントが合っているのに構図を変えたり、シャッターを全押しするまでに考えすぎると位置が変わっていてることです。これは、半押しした後はすぐに全押しする習慣をつけましょう。どうせ、何枚も撮れるのですから。
動物、子供、乗り物、風で揺れているものを撮るのは非常に難しいです。動物、子供、乗り物の様に自体が動くものはAFをoneshotの通常設定から、AI-SERVO(キャノンの場合)というモードに変えます。これは半押しをする限り、ピントを合わし続けるものなので結構使えます。風で揺れているものなどは三脚を立ててAFを使わずMF(マニュアルフォーカス)を使って連射モードで撮ることをお勧めします。
特殊なレンズで、マクロレンズというものがあります。虫を取ったりするのですが、これは三脚を立て、カメラ背面の液晶で10倍に拡大しながらマニュアルでピントを合わせるなどといったこともします。ノートパソコンと繋いで、パソコンに拡大してパソコンからシャッターを切ることもできます。マクロレンズは、非常に小さいものを撮るためのものですので、ピント合わせは一番難しいです。
第二段階:適切な光量で明るすぎたり暗すぎないものにする
マニュアルモードで、自分で絞りやシャッタースピードを決めて撮ると真っ白になったり真っ黒になったりします。これは、レンズから入ってくる光の量が多すぎると白くなり、少なすぎると暗くなります。絞りの値は小さいと光の入る円が大きく、大きいと小さくなります。一方、光の量は一定なので、面積×時間で光の量が決まります。ファインダーから見えているもので適切な露出というのは、簡単に言えばプログラムモードで一旦半押しし、シャッターの近くの絞り値を変えるダイアルうぃお回すと適正露出の組み合わせのシャッタースピードが出ますので、これを参考にするといいでしょう。問題は、暗いときや花火などの試していると終わってしまっている場合にマニュアルで設定をしなければ撮れないので、感覚を養うことは重要です。夜景などの暗いものは、このプログラムモードの組み合わせでは出ない数秒とかになるので試すしかありません。
そしてカメラは、どの部分で適正露出を決めているのかも知っておいたほうがいいです。これは、以前、「デジイチの整理~測光方法と露出補正・接写」にまとめたので、参照ください。
また、露出補正というのもあります。これは、スパイス的に使います。絞りとシャッタースピードで全体の明るさの大枠を決めるのですが、少しだけ明るめにするには+補正、少しだけ暗めにするには-補正をすると良いでしょう。ただ、+補正すると青っぽく、-補正すると赤っぽくなるので晴れていたり、夕日、朝日の時には使い分けるといいでしょう。晴れているときに+補正すると青が飛んで白くなりますが、-補正すると青が濃くなります。朝日夕日は、-補正すると赤くなり+補正すると白っぽくなります。もともとは、逆光とかで人の顔が暗くなるときに+補正して顔が写るようにするための機能なんですけど。
第三段階:どこまでピントを合わせてどこからをぼかすか
これは、絞り値の設定できるカメラではできるものですが、奥が深い!基本的には、ぼけているものはなんだか良くわからないので、なんでもぼかしてはいけません。例えば、旅行に行ったときの人物と景色の写真。人物だけピントに合わして景色をぼかすとどこで撮っても一緒なのでやりすぎはいけません。これは、構図で対応するのですが、基本は、何を目立たせたいか?どこからは雰囲気だけが伝われば良いかを決めるんだと思います。
ピントの合う範囲を被写界深度といいます。絞りの値の小さい数字は、レンズで決まります。fの値の小さいものは明るいレンズといわれ、1が人の目と同じレベルです。f1.2、f1.4、f1.8、f2.0、f2.4、f2.8くらいは明るいレンズといわれています。当然、この値が小さいレンズは、絞り値も小さく開放できるのですが、同じ5.6の絞り値で明るいレンズと暗いレンズで撮るのでは出来は違うので、いろんな絞りの値を使って被写界深度を使う方が鉄則です。
ピントの合う範囲にもう一つ影響するのが、センサーとレンズです。センサーに関してはテッカマンさんがまとめいただいておりますので、こちらの「不惑、とんでもない迷いまくり 追記しました」を参照ください。
レンズは望遠で撮れば撮るほど同じ絞り値でも被写界深度は浅くなります。そして当然、目立たせたいものとカメラが近く、背景が目立たせたいものと離れているとボケます。レンズに関して、望遠(遠くを狭く撮るもの)、広角(望遠の逆で、横の範囲を広く取る。人の目で見るより広い範囲が写るもの)などいろいろあるのですが、レンズについては、以前まとめた「デジタル一眼レフの整理 レンズ編」を参照ください。
シャッター速度などに関してISO感度というのもあります。これは、どこで書いてもいいのですが、どこに書くのが適切なのかわかりにくいので、ここで書いておきましょう。
そもそのISO感度とは、フィルム感度のことで、カメラがフィルムの際にISO100、400、1600などのフィルムがあったのです。これを使う際に、カメラ側で教えてあげるためにISOの値がありました。しかし、今は、CMOSやCCDで受けて電気信号に変換しているので、フィルムの感度みたいなものはありません。影像素子の感度は、固定で一定です。機械なんですから。そこでISO感度を上げると、素子から得られる信号を増幅します。いわば、アンテナとかアンプに使うブースター(増幅器)みたいなものです。よってISO感度を上げるとシャッタースピードが上がり、短い時間の光量でも増幅して写真として認識できる程度にするのです。ただ、高感度にしたときは、正常な画像信号と一緒にノイズも増幅されるため、画質が劣化するのです。三脚とかを立てれる夜景撮影や花火などは一番低いISO感度で撮ったほうが空とかにノイズが出にくかったります。ただ、これは、カメラにより、どの程度まで気にならないかが決まります。私の持っている二機種をみると40DではISO1200まで5DMark2ではISO6400まではノイズが気にならないと思います。
高感度でもノイズが気にならないカメラは暗いところでも三脚が要らないというメリットもあります。
後、2つあるのですが疲れてきたので、次回に整理するとします。
Canon 5DMarkⅡ試し撮りにて こいつは凄いや! [カメラ]
待望のフルサイズデジイチの5DMarkⅡが納品され、今日は試し撮りに近所に行ってみました。
まず、最初にカメラを覗いて思うことは、ファインダーから見える景色がクリアです。ファインダーでこんなに違うのかって思いました。そして、写した写真を背面の液晶で見てまたびっくりです。かなり綺麗に再現します。
今日は、とりあえず、殆どを絞り優先で撮影していきます。昨日までの雨で、かなり地面が湿っています。そして紅葉の季節を見逃していたのか?かなり散っています。
そこまで絞りを開放していないも関わらず、かなり後方がぼけて写せます。
ここは、箕面の公園なので4Km程歩くと一応目的地の滝に到着します。
ここの上には一目千本という上を眺めると紅葉が千本ある様に見える場所に到着します。ここの場所は一番好きなんですが、なぜかまだ青い紅葉が多いです。
一目千本の上にはドライブウエイがあります。今日は車で来なかったのでここでUターンです。上から見るとかなりいろんな色の葉っぱがあるのがわかりますね。
帰り道は下りなので、順調に下山していきます。
下山の途中でお猿さんの群れに遭遇!結構、小猿が沢山います。ここでAIサーボと連射を試してみましたが、秒間3.9駒はやはり少ないと感じます。スポーツのシーンは40Dで撮るほうが秒間6.3駒で撮れるので良いですね。
一応、昼間の屋外での試し撮りは終了し、今度は室内撮影の試し撮りを兼ねてランチです。ロマンチック街道にあるSOSHにてランチを頂きます。もうすぐ2時半のラストオーダーなので人はまばらです。
ここのランチ、前菜はバイキングで自分で取りに行きます。以前は、鴨ロースとかキッシュとかヘビーな前菜もあってお気に入りでしたが、なぜか健康志向になり、有機野菜中心になっていました。
そして、パスタ!
そしてお肉とお魚を!
そしてデザートです。
屋内撮影も終了し、夜の部です。これは、高ISO感度を結構使っています。最高3200まで使いましたが、ノイズの少なさに驚かされます。夜景の難しさは、シャッタースピードが遅いと、いくらピントが合っていても風などで葉が揺れたりするのでピンボケのようになることですね。
結構、高感度までいけるので、三脚なしでも撮れるところは多いです。
最後に、少し遊んでみました。
それにしても、カメラ2台をバッグに入れると2つで5Kg、交換レンズを入れると10Kg近くなります。なんのトレーニングをしているんだって言うほど腰が痛くなりました(涙)。
それにしても余りある楽しさです。フルサイズデジイチ、ブログでは圧縮している画像を使っているのであまり違いがわからないかもしれませんが、こんなに違うんだ!って衝撃を受けました。これは、間違いなく買いですわ。明日は、交換レンズを試してみるとします。本日のレンズは24-70 USM 2.8L一本で全て撮ってみました。
そういえば、明日、明後日と外食しなければいけないのを思い出しました。ダイエットが...。
フルサイズデジイチ始動 Canon 5DMarkⅡ [カメラ]
本日、フルサイズデジイチを始動しました。フルサイズとは、デジタルカメラの画像を映し出してメモリーカードに記録するためのCMOSというセンサーの大きさが、昔のフィルムのサイズと同じということで、フルサイズと呼ばれています。一方、今までのフルサイズではないデジイチはAPS-CといわれるサイズのCMOSセンサーを用いています。大きさの違いは、フルサイズのセンサーはAPS-Cの2.5倍大きいのです。
よって、同じ画像を記録する密度を考えると、フルサイズのほうが、2.5倍以上きめ細かく写るということです。
今までのデジイチ。APS-Cのセンサーの大きさは、奥の鏡と同じ大きさです。
今回導入したフルサイズデジイチのセンサーは、APS-Cに比べるとかなり大きい。
5DMarkⅡで撮った40D。ISO感度6400を使ってみました。思ったよりノイズ少ない!
40Dで撮ったフルサイズデジイチ。ISOは1600。
上の画像を見てわかるように、バックの本のぼけ方がかなり違います。交換レンズは何mmという企画があり小さいほど横が良く映る(広角)、大きいと遠くが良く映る(望遠)になります。同じmm数でも、APS-Cのデジカメは、レンズの数字に1.6倍したものになる(オリンパスは2倍)になるので望遠気味に写ります。
今日は、とりあえず設定をしていましたが、明日から少し試し撮りをしてみましょう。なんだか久しぶりにおもちゃを手に入れた子供のようにわくわくします。
猛暑って終わってなかったのね。 [カメラ]
今日は朝からテニスに行ったのだが、どうも暑いような気がしてました。
コーチ曰く、涼しいじゃんってことなので私だけかと思っていたら、帰ってきて家の温度計をみると、やっぱり暑いじゃないですか?部屋の中は40度近いし、ボクスターの室外気温も38.5度を示しています。
お盆以降、毎日雨が降り涼しかったのは、どうも幻で、9月は残暑が厳しいらしい。急に涼しくなって、夏の終わりを感じてしんみりしていたのに、猛暑はいかんでしょう?
急に暑くなったので、バルコニーのハイビスカスだけはご機嫌が良いようで、毎日沢山の花をつけます。ハイビスカスって知らなかったですが、花は一日しか持ちません。まだ、蕾がいくつもあるってことは、まだまだ夏は終わらないということなんでしょうね?
水巻きをすると先日作ったルーフガーデンの植物も元気一杯ですね。
あまりに暑いので、5分ほど走ったところにある伊丹空港で飛行機の離着陸をボーっと見に行ってきました。これが、意外に飽きないのですよ。もう少し、涼しかったり暗くなってくるとイルミネーションも綺麗なんですが。滑走路の端まではほんの数メートルの所に道路があります。この道路は、飛行機を見る人しか殆ど通りませんね。
昼間は、小型ジェットが多く、着陸してきました。蜃気楼が見えるほど暑いみたいです。
着陸して、ターミナルへ向かっていきます。タイヤで走っていても結構速いですね。降りてくるときはどこの飛行機会社かわかりませんが、JALだったんのですね。
そして次は離陸です。浮いた!浮いた!なんて思いながら眺めています。伊丹空港は2本滑走路があるのですが、離陸も着陸も殆ど一本の滑走路しか使いません。関西空港や神戸空港ができたので、本数が少なくなったためなんでしょうね。離陸するときの速度がだいたい300Km/hらしく、旋回するまでに500Km/hくらいまで加速しているそうです。
このあたりは加速中なんでしょう。
頭の上は一瞬で通過していきます。
旋回するときに、どこのかがわかります。今度はANA。ここから加速を続けて900Km/hまで。
学生さんの夏休みも終わり、明日からまた電車が混むのでしょうか?
もうしばらく、残暑は続くようです。
雨と外出でテニスの振り替えもあと3回消化せねばなりませんが、これは週に2回はしないといけないことになっています。本当に消化できるのだろうか....。
Canonさん、いつになったら5Dの後継機種出すんですか? [カメラ]
デジイチを始めて1年、フルサイズデジイチに行こうと思っています。
デジタルカメラは、フィルムではなくセンサーで画像を受けて画像エンジンで変換してメモリーカードにセーブします。そのセンサーをCMOSというものでフルサイズ、APS-C、コンデジで大きさが違います。フルサイズは35mmフィルムと同じ大きさ、APS-Cはフルサイズの2.5分の1、コンデジはフルサイズの8分の1くらいのセンサーで受けています。
したがって、CMOSが大きければ大きいほど、きめ細かく写せるということで、オフ会などでもフルサイズは良いよ!って聞いており、使いたいなって思っていました。
7月にNikonがフルサイズ機D700というのを出しましたが、これがまた良くできています。しかし、私の持っているのはCanonなのでレンズは流用できません。Canonは5Dというフルサイズと1Dというフルサイズを作っていますが、1Dはでかい!高い!ということで5Dの後継機を待っていました。
もう3年近くなる5Dのフルモデルチェンジは、ちまたで噂にもなっており、もうすぐか?ってなっていました。7月に発表の噂もKissFだったし、今日の発表は、なんと昨年出た40Dのモデルチェンジで50D!まじですか?デジイチでフェイスキャッチ付いてるし....。1500万画素でDIGIC4ですか...。40Dってなんだったんでしょうか?まあ、これでCanonのおかしかったモデルサイクルはまともになるような気はしてきましたが。
早く5D出して欲しいけど、5月のフォトキアで発表して11月末発売が、最短な気がしてきました。なんか待ち疲れで疲れてきました。
40Dを使っていて、デジイチといえどAFを信用するとかなりピントが甘いことを感じます。この点を改善して、高感度のノイズがのらないものを出して欲しいものです。デジイチも進化の余地は、まだまだありそうです。
今年最後の花火 伊丹花火大会 [カメラ]
昨日の雷雨で昨日の伊丹の花火大会は延期になりました。そこで、夜中まで映画を観ていたので起きると昼前に.....。
昼食に、ピザでも作ってみようと、以下のような感じで作ってみました。
ピザ生地
・強力粉160g
・薄力粉80g
・砂糖小さじ1と1/3
・塩小さじ2/3
・ドライイースト小さじ1(3g)
・水140mL(mL=cc)
・サラダ油大さじ1
トッピング
・ピザソース(ホールトマトをブレンダでジュース状にして味付けしただけ)
・ベーコン
・ハム
・万願寺唐辛子4本
・エリンギ1本
・オクラ4本
・ピザ用チーズ200g
これで発酵に1時間焼きあがりに17分といった感じで出来上がったのがこれ!初めて作ったにしては結構いけます。でも手間を考えると次回からは購入のような気がします。
花火はどこで観ようかと思い、空港の展望デッキと思っていたのですが、人も多そうだし、少し山を走ってから夜景も見ようと五月山へ!なんと野生の鹿がいました。何年も何回も来ていますが、野生の鹿を見るのは初めてです。
ここは誰も居なかったですね。高校生の頃から、たまに来る穴場スポットです。
夜景だけを見るとこんな感じで、芦有の展望台には、負けるものの結構いけてます。空港に離着陸する飛行機が良く見えます。
肝心の花火は、こんな感じになりました。夜景も入れようとしているので、シャッタースピードが極端に遅いです。自然と多重露光のような撮影になる上に、シャッターが開きっぱなしなので風で三脚が揺れると手振れしたみたいになります。おまけに、花火の場所と夜景の光の量があまりにも違うので、非常に難しい写真撮影でした。これで、今年の花火は見納めです。来年は、どんな花火が見れるのか楽しみです。
手前が、伊丹空港の滑走路なので、展望デッキから見たらかなり綺麗なんだろうなって思いました。来年は、ここから観るかな?
山も山から降りても、風が秋を感じさせる涼しさになってきました。夏の終わりを感じます。
第60回猪名川花火大会2008 [カメラ]
夏も終わりになってきて、花火も近所で行うものは来週の伊丹の花火大会を残すことになった。今日は、猪名川の花火大会に行ってきました。ここは、淀川や神戸の花火大会と異なり、地元の花火大会という感じですので、そんなには込み合いませんし、もちろん有料席というのはありません。5時くらいに席を押さえに行くと、がらがらです。
今年は、花火を撮影するのは3回目です。今日は、今までと違い、枚数をあまり撮らず、連発ものを中心に撮る様に設定して撮影していました。
先週の淀川のだめだめ写真よりはましですが、花火は難しい.....。いまだ出口見えずといった感じでしょうか?来年は、もう少しうまく撮れるようになっているといいな!
残暑もまだまだ厳しそうですが、朝晩は少し涼しくなったように思います。もうすぐ秋かな。